『フードバンク』ってなんだろう?

 

日本では問題なく安全に食べられるにも関わらず、廃棄されてしまう食品があることをご存知でしょうか?

例えば、販売期間が終了した、パッケージの印字ミス、外箱が変形した、などの理由で年間522万トンが廃棄されております。(これらの食品は「食品ロス」と呼ばれています)

 

その一方で、近年の日本国内の貧困率(相対的貧困率)は少しずつ右肩上がりの上昇をしていて、7人に一人が年収125万円以下での生活をしていることになっています。

そのような家庭では食べるものを節約することにより、生活を維持しなければならない状況に陥ってる多くの人々がいます。

 

そこで、食品ロスなどの食品の寄贈を受けて、それを生活困窮者支援団体や福祉施設などにお届けする「フードバンク」という仕組みがこれらの問題に抗するひとつの方法として、米国で50年ほど前からはじまり、日本でも今世紀に入ってその活動が各地で拡がってきおり現在220団体以上が活動をしています。

 

フードバンクの定義について

 フードバンク活動を含め多様な食料支援活動が日本国内で行われていますが、多様な取り組みや、団体が増えることは日本社会にとってとても良いこ反面誤用による様々な場面での誤解があるためセカンドハーベスト京都が加盟する全国フードバンク推進協議会において2023年4月に定義につい発表されました。

 

 全国フードバンク推進協議会発表の定義